のぞみ白老太陽光発電所プロジェクト
特設サイト
はじめに
のぞみ白老太陽光発電所プロジェクトは、「明日の地球のためのエネルギー。それは人々の希望。」という想いのもと、気候変動の緩和、エネルギーの安定供給、そして地域の未来づくりに貢献することを目指しています。北海道白老町の自然と共に生きるこの地域において、わたしたちは地域の声に耳を傾け、共に考え、共に歩む姿勢を大切にしています。太陽の恵みを活かすことで、町の約6割の世帯分のクリーンエネルギーを生み出しながら、自然環境の保全や防災力の強化、次世代への教育支援,地域インフラ整備への協力など、多面的な価値の創出を図ります。
のぞみエナジーが掲げる「サステナビリティ原則」に基づき、本プロジェクトでは単なる発電設備の建設にとどまらず、文化や自然、生態系、地域経済との調和を目指した再生可能エネルギーのあり方を追求します。ミティゲーション・ヒエラルキーを基本に、事業地周辺の豊かな自然や生息地との連結性も意識しながら、生物多様性への影響を可能な限り回避・最小化し、将来にわたって地域と共に育つプロジェクトへと育てていきたいと考えています。
この白老から、日本の脱炭素社会の実現と、自然と人とが共生する未来への第一歩を、皆さまと共に踏み出したいと願っております。
なお、本プロジェクト特設サイトの全てのコンテンツ・資料の無断での引用や転載は厳禁とさせていただきます。
プロジェクト概要
のぞみ白老太陽光発電所プロジェクトは、北海道白老町石山地区において、約31.3ヘクタールの敷地に最大出力19.99メガワットの特別高圧地上設置型太陽光発電所を建設・運営する計画です。2026年に着工、2028年の運転開始を目指します。本発電所は、初年度でおよそ6,000世帯相当の電力供給を実現し、年間11,000トン相当の温室効果ガス排出削減効果を見込んでいます。
本プロジェクトでは、地域の自然環境と生活環境への影響を最小限に抑えるため、残置森林(約7.4ha)の保全、水害対策としての排水・貯留施設の整備、景観や騒音への配慮、そして地域との継続的な対話の場の設定など、多角的な配慮を講じます。また、地域防災力の強化、萩の里自然公園やウヨロ川などと連携した里山保全、再エネ・サステナビリティ教育などの地域貢献プログラムも併せて検討されています。脱炭素と地域共生を両立させた、持続可能な次世代型インフラとしてのモデルプロジェクトにしたいというのが、のぞみエナジーの願いです。
のぞみ白老太陽光発電所プロジェクトとは?
どこで行うの?
北海道白老町の石山地区の私有地で、かつて牧場として使われていたと聞いています。現在は遊休地で、主に北側が二次林、南側が草地となっています(自然環境の状況については、今後、自主的な自然調査の実施を計画しています。)洪水や津波の想定区域にも一部かかることから、治水・防災への配慮が重要な地区です。

どんな内容のプロジェクト?
内容 | 詳細 |
発電出力 | 約19.99メガワット(特別高圧) |
敷地面積 | 約31.3ヘクタール(東京ドーム約6.6個分) |
稼働開始予定 | 2028年(2026年に着工予定) |
電力供給量 | 一般家庭 約6,000世帯分/年 |
CO₂削減効果 | 約11,000トン/年(森林1,000ha相当) |
環境と地域への配慮・貢献
本プロジェクトは、白老町「自然環境等と再生可能エネルギー発電事業との調和に関する条例」における「禁止区域」には該当せず」、条例を順守したうえで、自然環境や地域生活への影響を最小限に抑える工夫を重ねながら、太陽光発電所として有効に活用していくことを目指しています。また,地域の皆様に発電所立地の恩恵を感じていただき、価値創造につながるような地域貢献策にも取り組んで参りたいと考えております。のぞみエナジーは、地域の皆さまの生活環境や地域の生物多様性に配慮・貢献するために、以下の対策を講じます:
• 安全への配慮について
山地での開発は、通常、大規模な造成工事が必要となり、盛土・切土が多量に発生します。その結果、土砂災害や水害などのリスクが高まることが懸念されます。本事業において、のぞみエナジーは用地選定の段階からこれらのリスクを考慮し、大規模造成を要しない平地を選定しています。これにより、造成工事は最小限に抑えられ、土砂災害等のリスク軽減につながっています。さらに、各種開発許可の安全基準を満たす計画とし、排水対策としては雨水を集積し、防災池(浸透式)に貯留する方式を採用することで、地域の安全に配慮します。
• 景観への配慮について
設備が敷地境界付近にあると、住居や道路などからの眺望が損なわれ、景観への影響が懸念されます。のぞみエナジーでは、こうした懸念に配慮し、現在の森林エリアについては外周部に30mの森林を残す計画としています。これにより、森林が目隠しの役割を果たし、設備が周囲から直接視認されることを防ぎます。また、森林がない草地エリアについては、直接視認されるため、道路沿いに植林(若しくは目隠しフェンス)の設置などにより、景観への影響を最小限に抑える対策を講じます。
• 騒音対策
工事期間中は、特定建設作業の届け出を行い、低騒音型の重機を使用し、定められた時間内で作業を実施します。運転開始後は、変電設備などの騒音源を住宅から概ね50m以上離して配置し音の減衰効果を高め、騒音の影響を軽減します。
• 反射光対策
森林エリアでは外周に森林を残すことで、太陽光パネルの反射光を遮り、景観への影響を抑えます。草地エリアでは、植林や目隠しフェンスを設置し、反射光の軽減を図ります。
• 雑草・倒木対策
敷地内の雑草は、委託業者による定期的な除草で管理します。倒木の恐れがある木については、安全確保のために適切な除去を行います。
• 自然・生物多様性への配慮について
地域の自然環境・生物多様性との共生を目指し、動植物への影響を低減するための取り組みとして、ビオトープの設置や野生動物の移動ルートの確保、自然保護団体の支援などのアイディアを検討しています。これらの対策については、今後の第三者専門家による調査等を通じてその必要性や効果を慎重に検証しながら進めていく予定です。候補地は敷地内に限らず、敷地外も含めた可能性を視野に入れ、地域全体の生態系・生物多様性に配慮した柔軟な対応を検討してまいります。簡単に実現できるものではありませんが、自然との調和を大切にしながら、積極的に取り組んでいきたいと考えています。
• 地域とのつながり・地域貢献プログラムの考え方
のぞみエナジーでは、地方創生や地域課題解決に資するような地域貢献プログラムを、白老の地域のみなさまと作り上げたいと考えています。たとえば、地元の学校と協力した防災教育プログラム;害獣対策や河川清掃など地域/町内会活動の支援;納税を通じた道の駅や農業支援、スポーツイベント協賛、地域・交通インフラ(ソフト含む)整備への支援;地元での雇用創出、再エネ・環境学習の場づくりなどをアイディアとして考えています。もちろん地域貢献プログラムは、地域のみなさんの意向や参加があって初めて成り立つものであると認識していますので、実際の地域貢献プログラムは、地元町内会や住民有志、町役場、NGOや研究機関等の地元ステークホルダーのみなさんとの協議・連携を重ねて策定してまいりたいと思います。
なお、上述の貢献案はあくまで現時点でのアイディア・例であり、実際の貢献策は今後の各種調査や検討・協議を経て確定すること、ご承知おきください。
スケジュール(予定)
2024年用地を条件付きで確保、2025年各種調査・設計を経て林地開発許可等を取得の上、2026年工事に着手及び2028年の発電所運転開始を目指します。

よくあるご質問(FAQ)
住民説明会などを通して地域ステークホルダーのみなさまからよく頂くご質問やご意見を「よくあるご質問(FAQ)」としてもまとめました。こちらをご参照ください
地元説明会
のぞみエナジーでは、発電所の立地地域の住民・コミュニティーのみなさんとの対話・関係づくりを重視しています。白老プロジェクトは、白老町「自然環境等と再生可能エネルギー発電事業との調和に関する条例」第12条に則り、また随時、自社サステナビリティ指導原則および戦略に基づき、地元説明会を開催するものです。
以下に、住民説明会の概要について、随時お知らせ、報告したいと思います。
なお、第2回以降の住民説明会については、白老町役場および自治会役員様と相談させていただき、開催の要否、議題、日程、会場などを判断の上、改めてこちらでお知らせします。また、立地先隣接地区のみなさまにはポスティング等により開催要項をお知らせいたします。
• 第1回住民説明会
のぞみエナジーは、北海道白老町において計画中ののぞみ白老太陽光発電所事業について、2025年6月14日に事業立地先に隣接する2地区の住民を対象に、白老町「自然環境等と再生可能エネルギー発電事業との調和に関する条例」第12条に基づき、事業計画に関する周知のために、第1回事業説明会を実施しました。
ご参加いただいた住民のみなさまにまずはまずは感謝申し上げるとともに、いただいた様々なご意見やご質問につき、改めてお答え、あるいは事業計画に反映させて参りたいと考えています。
説明会開催概要
主催 | のぞみ白老ソーラー合同会社(のぞみエナジー(株)) |
開催日 | 2025月6月14日 |
会場 | 石山萩の里町内会運営「足湯」会館 |
石山新生町内会 | 午前10時~12時10分 参加者20名 |
石山萩の 里町内会 | 14時~15時20分 参加者19名(除く未成年者1名) |
事業説明会開催のお知らせ | こちらをご参照ください |
事業説明会のご案内説明会資料 | こちらをご参照ください |
開催報告書 | 上記住民説明会開催後に白老町の条例に則り役場に提出した「事前周知結果報告書」は、 こちらをご参照ください。 |
質疑応答 | 本本住民説明会で寄せられたご質問・ご意見につきましては、当日の回答内容に補足も含め、出来る限りお答えしています。こちらをご参照ください |

ご質問・ご意見は以下までお気軽にどうぞ
shiraoi@nozomi-energy.com